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ミソフォニア的症状と内言


なんかふと思いついたのであんまり面白くない話を書く

私は小さいころ(恐らく5歳未満)からミソフォニアに類似した症状を呈することがたまにあります。
回りくどい言い方なのは医師の診断を受けたことがないからです。

ミソフォニアとは以下のことらしいです。

ミソフォニア(英語:Misophonia, literally "hatred of sound"[1])、音嫌悪症または音恐怖症[2]とは、まれに診断される医学的な障害である。原因は神経学的だと思われ、特定の音に対して否定的な感情(怒り、逃避反応、憎しみ、嫌悪)が起こされる。

ミソフォニア - Wikipediaより

特定の音に対する怒りや逃避反応といった説明には強く共感できます。
また「症状」の章で下記のように説明されています。

ミソフォニアを患っている人は最もよくある場合、唇鳴らし、ズルズルの音立て、咳払い、爪切り、そしゃく、飲用、歯磨き、呼吸、鼻のクンクン鳴らし、会話、くしゃみ、あくび、徒歩、ガムをかむことまたはバブルを破裂すること、笑い、いびき、飲み込み、ゴクゴク、げっぷ、義歯のかちっという音、タイピング、咳、鼻歌、口笛, 歌い、ある子音の音や、反復的な音により、怒りの感情が生じる[13][14]。

この中でも「反復的な音」というのが私の感覚には近いです。より正確には徐々に減衰していく音に対して強い嫌悪感を感じることがあります。その中でも音の大きさに周期性のある減衰音は極めつけに苦しいです。
例を挙げるなら、エレキギターやベースのエフェクターにディレイという種類があるんですが、あの音です。より一般的にはトンネルなどの広い空間での反響音とかもそうです。

エフェクターの紹介動画でも貼ろうかと思いましたが、こんな記事に貼られても嫌だろうなと思ったので止めました。

症状は幼少期からありました。少なくとも小学校の時音楽の授業でトライアングルの音に冷や汗を書いていた記憶はあります。あとは鉄琴とかも極悪でしたね。ペダルを踏んでない時のピアノの音も嫌いでした。
今思うとよくあの時ジッと座って聞いてられたなと思いますね。突然授業を逃げ出してもおかしくなかった気もします。

今はかなり症状も出づらくなりましたが、心身の調子が悪い時はたまに出ます。小学生の時まではほとんどランダムに発現してました。症状の程度も歳を重ねるごとに小さくなってきた気がします。

ちなみに、私はバンドやっているんですが(と言うにはやってない期間が長いですが…)意外とライブとかでは平気でした。これについての理由もwikiから読み取れました。

最も広く適用される治療方法は患者の周りの環境に雑音を加える療法である[10][21]。増加した雑音により反応を引き起こす音を聴くのが少なくなり、したがって反応も少なくなる人が多い。

ライブでは様々な楽器の音が鳴っているので、ディレイやらリバーブやらの音が出ててもさほど気にならないという理屈のようです。でも練習の時に単体で鳴らされた時は心臓バクバクでしたが

これだけでもまあまあきついんですが、私の場合内言も聞こえるんですよね。所謂頭の中で音が鳴るタイプの人です。(聞こえない人もいると聞いたことがあるんですが、実際どうなんでしょう。言葉は聞こえずとも音が聞こえるのは普通なんでしょうか。それならちょっと伝わりやすくて助かるんですが )

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つまり何が言いたいかというと、周りで音が鳴ってなくても私が過去に聞いた嫌悪感を覚える音が脳内で勝手に鳴るんですよね。やばくないですかこれ?内言聞こえなきゃ音源から離れれば終わりですけど、私の場合離れても記憶した時点でそれが脳内で無限に再生されるんで平穏終了です。

まあこれ恐怖症も内言も伝わらない人には全く伝わらないと思うんですけどね。無理やり説明するなら「絶叫しながら地面を転げまわったり全速力で走りだしたくなるくらい恐怖やストレスを感じるものが脳内で無限に生産されて、実際に相対した時とほぼ同程度のストレスを感じる」って状態なんですけど、伝わらないですよね…
何らかの恐怖症を持ってる人なら分かるかもしれませんが、恐怖を覚える対象の記憶で、その対象が目の前にある時と同じくらい強烈なストレスを感じる状態です。うーん、やっぱ伝わらないかも

まあとにかく逃げ場が無いのがやばいんですよね。なんせ音が鳴ってるのが自分の脳内なんで、回避方法は昏倒、失神、絶命、あるいは別の音を聞く、くらいなもんですから。4つ目が明らかに現実的で十分実現可能な対処法なんですが、それを思い付けないくらいにはパニックになるって話でもあります。あとストレスが強すぎて逆に脳内の音に集中しちゃうのかも。雑音なんて聞こうと思えばいくらでも周りで鳴ってるから
ゲームに例えるなら、敵が回避不可、ガード不可、反撃不可の全画面攻撃を放ってくるようなもんです。それを放たれる前に倒す以外に回避方法がない。でも意識しないようにすると余計に意識しちゃって泥沼だったりするんですよね。人間やるの難しすぎる…

あと、これは今はないんですが、物が揺れてるのを見るのもきつい時期がありました。これは中学に上がるころには無くなってましたが。
ミソフォニア的症状の原因は全く不明なんですが、こっちの方は思い当たる節があります。幼少期に友だちとブランコで遊びすぎて、寝る時になってもずっと体が揺れてる感覚が残っていたことがあるんですね。大きい地震の後にまだ体が揺れてると錯覚するやつと同じかもしれません。これが当時とても恐ろしく、これの経験を境に揺れるものを見るのが怖くなったと記憶してます。もしかしたらミソフォニア的症状もこれが原因かもしれません。「音の大きさに周期性がある」って音が揺れてるようにも聞こえますし(無理やりか…?)

さて、だいたい書きたいことは書けました。そして、もしかしたらここまで読んできた人ももしかしたらいるかもしれませんが、「だから何?」って言われても私もよく分からないので聞かないでください。
ちなみに、この行の終わりで2784文字だそうです。皆さんお疲れ様でした。